にわとり農場からのたより
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おいしいたまごに必要なモノ

みなさんが焼鳥屋さんで食べる「砂肝」。あれって、本当は「肝」じゃないって知ってますか?
実は「砂肝」は筋胃と呼ばれる胃袋の一種なんです。
鶏は大豆やとうもろこしなど粒が大きいエサを好みますが、
歯が無いので噛み砕かず、丸飲みということになります。
そこで、きちんと消化できるように、筋胃である「砂肝」で咀嚼するというわけです。

現在、当社においては、粒の粗いトウモロコシが砂のかわりをしています。
成鶏には、カルシウム源となる石灰石も粒の粗いものを給餌しています。
石灰石は胃酸で溶けカルシウム源として吸収されます。
また、エサの粒が大きすぎても小さすぎてもついばみにくいもの。
わたしたちはちょうどいい大きさを飼料メーカーと研究し、提供しています。
鶏たちは、いたれりつくせりの食事を食べて、
安全・安心・おいしいたまごを産んでくれるというわけです。

農場スタッフの意外な「顔」

「農場」というと、のどかな雰囲気の中、動物たちと触れ合っている。
そんな光景が思い浮かぶかもしれません。
もちろんそんな場面もありますが、仕事時間の8割はなんと機械に向き合っているんです。
鶏舎内の室温・湿度・照明・換気などは、24時間コンピュータ管理されています。
大量の鶏たちを健全な状態に保つために、機械の力は欠かせません。
もし、故障してしまったら、鶏たちの生命の危機に関わるのです。
ですから、スタッフは入社後、メカニックの知識を身に付け、
システムを正常に作動させることに注力します。
技術者にメンテナンスの依頼をしたり、ちょっとした故障なら自分で修理できる力が必要。
みなさんの描く農場のイメージからはずいぶんかけ離れているかもしれませんが、
これが現代の養鶏の姿です。
スタッフはよきファーマーであり、よきエンジニアでなければならないのです。

養鶏という奥深い世界

もちろん、生きものと向き合う仕事ですから、
アナログ、ファジーな部分、つまり人間の感覚や勘も大切です。
鶏たちがパカパカと口を開けている様子を見て換気を調整したり、
夜の巡回時にはくしゃみや咳をしていないか耳を澄ましたりします。
ベテランになれば、鶏舎に入った瞬間、その室温と湿度をぴたりと言い当てられるもの。
鶏たちをよく観察し、敏感に変化を察知し、臨機応変に対応する。
それは人間にしかできないことなのです。
前述の通り機械やシステムの勉強も必要。そして、もちろん動物への愛情も必要。
その2つのバランスがとれこそ、養鶏という仕事を理解することができるのです。
マニュアル通りには決して進まない。だからおもしろい。
自分たちで言うのもなんですが、養鶏というのはそれだけ奥が深い仕事。
これからもみんなで力を合わせて究めていきたいと思っています。
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