
その違いは親鶏の羽の色だ。
一般的には、羽が褐色だと「赤玉」を、白いと「白玉」を産む。
ちなみにたまごは生鮮食料品。
同じ親鶏から産まれるたまごでも、日によって色が微妙に違うのじゃ。
色の濃淡は実は配合飼料に含まれる素材によるものなのじゃ。
黄色のもとは、とうもろこしや乾燥アルファルファ、パプリカ、蟹の甲羅など。
これらが多いと、色が濃くなるというわけ。
もちろん、栄養価には関係ないのじゃ。
たまごを割ると、ときどきゴマ粒ほどの血班が混じっていることが。
これは卵黄が卵巣から離れるときに、卵黄の毛細血管が切れてできたもの。
また、大きな音にびっくりするなど、にわとりがストレスを感じると、
血班ができることがあるらしいぞ。
どちらにしても、有害ではないので、安心して食べられるのじゃ。
双子たまごは、産卵を開始して間もない時期に多く産まれる。
若いにわとりは、ホルモンのバランスがまだ整っていないので、
産卵のリズムが安定せず、2個の卵黄が連続的に排出されることがあるのじゃ。
外見は普通のたまごより長細いのが特徴。
でも、中身は普通のたまごと同じだから、安心して召し上がれ。
たまごを割ると白いひも状のものが。
これは卵白がよじれたもので、「カラザ」とよばれるたんぱく質。
卵白の中で卵黄が安定するように支える、ハンモックのひものようなものじゃ。
「シアル酸」というウイルスの感染を防ぐ、抗がん物質を含んでいるので、
取り除かないで食べるほうが健康によいのじゃ。
有精卵とはヒナをかえすために、
放し飼いか平飼いでオスとメスを交配して生産されたたまご。
ちなみにこの有精卵を適音で温め続けると、ヒナがかえるのじゃ。
有精卵は無精卵より傷みやすいので、購入後はすぐに冷蔵庫へ。
有精卵も、無精卵も、栄養的にはまったく変わらないのじゃ。
濁りの正体は炭酸ガス。新しいたまごほど、多く含まれている。
炭酸ガスは鮮度を守る効果があり、時間がたつと抜けていくのじゃ。
ここで、割らずに新鮮さを確かめる方法を、伝授!
10~13%の食塩水に入れて、容器の底に横向きに沈んだら鮮度バツグン。
丸いほうを上にして底に立てば、産卵後数日の一番おいしいたまごなのじゃ。
賞味期限とは、たまごを安心して「生食」できる期限。
もしこれを過ぎても、早めに加熱調理すれば大丈夫じゃ。
また、冷蔵庫に入れるなら、振動が伝わるドアポケットではなく、奥の方へ。
丸いほうには気室があり、下にすると卵黄と気室内の空気が触れ、
細菌が入りやすいので、必ずとがっているほうを下向きに。
たまごの脂肪酸にはコレステロールを増やすミリスチン酸が
ほとんど含まれていないから、安心して食べてよいのじゃ。
それどころか、卵黄に含まれるレシチンは善玉コレステロールを増やし、
血管の壁にこびりついたコレステロールを溶かして、血流をサラサラに。
卵白に含まれるアミノ酸シスチンも悪玉コレステロールを減らしてくれるのじゃ。
卵白に含まれるリゾチームは、風邪薬にも含まれている成分。
殺菌効果や有害なウイルスを溶かす働きがあり、免疫力を高めるのじゃ。
生鮮食料品であるたまごが長持ちするのは、
リゾチームを含む卵白に守られているから。
そんなわけで、たまごはかつて「お見舞いの定番」だったのじゃ。
粘膜や免疫細胞の合成を助けるビタミンB群。
必須アミノ酸の一種であるメチオニン。
心臓にも予防効果があるカロチノイド。
これらはすべて発がんを予防する成分で、たまごに豊富に含まれている。
その他、ビタミンDやEなど、健康を保つビタミンがぎっしり詰まっているのじゃ。
たまごのたんぱく質は食品の中でもっとも良質と言われている。
また、脂質が豊富で、ビタミンA、B1、Dなどのビタミン類もたっぷり。
鉄分はほうれん草の約2倍、カルシウムも牛乳の1.5倍なのじゃ。
ビタミンCや食物繊維を補う野菜や海草などを組み合わせれば、
バランス抜群の食事のできあがりじゃ。
たまごに非常に多く含まれるメチオニンは、
肝臓でアルコールが分解されるときに必要なアミノ酸なのじゃ。
二日酔いの薬にも入っている成分で、たまご100gにつき約400mgも含まれている。
また、アルコールによる肝臓の炎症を抑えるビタミンB2やビタミンB群もたっぷり。
お酒を飲むときには、ぜひたまご料理をおともに。
朝食にたまごのたんぱく質をとると、血糖値があまり上がらずに、
消化に時間がかかるので、お腹が空きにくいのじゃ。
たんぱく質は脂肪に変わりにくいから、安心。
たまご1個(約60g)は約80kclと低カロリー。
ビタミンCと食物繊維以外はすべて含むたまごは、ダイエットに不可欠なのじゃ。
骨がつくられるためには、カルシウムはもちろん、たんぱく質も重要。
その他、ビタミンC・D・K、さらに鉄分、マグネシウム、
亜鉛、リンなど多くの栄養素が必要になるのじゃ。
たまごはビタミンC以外のこれらの栄養素をすべて含んでいて、
丈夫な骨をつくり、骨粗鬆症を予防してくれるのじゃ。
貧血とは主に血液中に含まれる赤血球が異常に低下している状態のこと。
ダイエット、偏食などの栄養不足が原因になり、悩まされる女性が多い。
そこで、たまごじゃ。
鉄分、たんぱく質、ビタミンB12・B16、葉酸などを補い、
貧血を予防してくれる。女性の強い味方なのじゃ。
水からたまごを入れて、沸騰して4分たてば半熟たまごが。
12分たてば、固ゆでたまごのできあがりじゃ。
また、沸騰したらふたをして、火を止めて放置する方法も。
余熱で10分温めれば半熟に。20分以上置けば、固ゆでに。
エコな調理ができるのじゃ。
65~70度のお湯に10~15分いれておくと卵黄も卵白も半熟のゆでたまごに。
20~25分入れておくと、卵白は半熟、卵黄は固まった温泉たまごができる。
ここで簡単に作る方法を教えるのじゃ。
水500ccが入るふた付きどんぶりに卵を1個入れ、
熱湯を注いでふたをする。15分ほどおけば、とろり温泉たまごのできあがり。
ゆでたらすぐに冷水へいれる。ひびを入れて、丸いほうからむくこと。
冷水に入れると、黄身が黒ずむのも防げるのじゃ。
炭酸ガスを多く含む新鮮なたまごは、ゆでたまごに向いていない。
加熱された炭酸ガスが卵殻と卵殻膜を密着させるので、殻がむきにくいのじゃ。
ゆでたまごにするなら、賞味期限が近づいたたまごがよいぞ。
たまごの殻を細かく砕き、洗剤を含ませたスポンジにのせて、こすり洗いをする。
ガスコンロの受け皿や、鍋、フライパンの焦げ付き落としに使えるの。
殻の細かい粒子が天然の研磨剤になるというわけじゃ。
たまごの殻の固さは、人間の骨や歯より少し柔らかい程度なので、
江戸時代には、歯磨きに使っていたらしいぞ。
スポンジが入らない小さなビンや口の狭い花瓶などに、
砕いたたまごの殻と少量の水を入れて、シェイク!
汚れがスッキリ落ちるのじゃ。
また、ミキサーに殻と水を入れて、スイッチを入れれば、
細かいところまでキレイにしてくれるのじゃ。
リンゴ酢を広口ビンに入れ、その中にたまごを入れる。
ふたを閉めて1週間。殻は溶けてしまうので、薄皮だけ取り除く。
ビンの中身をミキサーに5秒かければできあがりじゃ。
大さじ1杯をコップ8分目の水か白湯で薄めて飲む。
はちみつやレモンを入れても。10日間ぐらいはもつぞ。
